先週は「タイルデザインセミナー」を受講してきました。タイルのポイント遣いなどに興味があったので、ワクワクしながら参加 講師の先生は、タイル業界の人間国宝と呼ばれている志村豊さん。世界16か国でタイルのデザイン提案、施工指導をしたり、NASAやフロリダディズニーホテル、某韓流女優邸の提案、監修もしている方です。セミナー最初の話は・・・「ミラノサローネ」(毎年4月にミラノで開催される世界最大規模の家具見本市)の話!「私のレベルの話ではない?」と思いましたが、配色の黄金比の話や、「デザインを考える時には自然界の良さを参考にするとよい」また、日本の紅葉や庭園がとても参考になる話など・・「へぇ~そうなんだ」と思うような話がたくさんありました。 次は実演タイルカットの実演では、タイルをまっすぐに切るだけではなく、斜めに切るときに割れずに切る切り方を実演。エコカラット(調湿・消臭効果のあるタイル)は、必死に切るのではなく、さっと切ってバキッと割る感じでした。普段は職人さん任せのタイル貼りですが、キッチンの一部やコンセント廻り等「自分でやってみたいなぁ」と思いました。 最後はタイルへの照明実験せっかくのタイルも組み合わせや、見せ方によって安っぽく見えてしまったり、高級に見えたり・・より効果的な見せ方の実験をしてくれました。照明を当てることによって全く表情が違ってきます。その照明も種類や角度、位置によってとても違って見えました。違いがわかりますか? ガラスブロックのように見えるけど、これもタイル印刷技術の進化で、いろいろなデザインが可能に タイルの実験も面白かったのですが、私が一番面白かったのが、デザインの話の中で出てきた「毎年のトレンドカラーはどうやって決まるのか?」の話年末に近づくと毎年、PANTONE社が来年のテーマカラーとして「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」を発表します。この色がトレンド色として、コスメやファッション、パーッケージ、室内装飾などに大きな影響を与えるのだそう。2019年の色は リビングコーラル「そういえば口紅も、コーラル色が売ってたような?」帰社後、興味がありパントン社のホームページを見てみると、2020年のカラーは「クラシックブルー」と発表されていました。この色は「落ち着き、信頼、つながりをもたらす安心感のある存在。シンプルさの中にエレガントさを持つ時代を超越した永続的な色合い」と紹介されていました。 なんと私!この色が入っているものを、最近購入していたのです。それも今週末の見学会の備品として・・よく見ると少し違う気もしますが、今度の見学会の小物はブルー系を用意してみました。「タイルデザインセミナー」はデザインの話だけではく、いろいろな話が聞けてとても楽しかったです。インテリアコーディネーターの勉強も楽しいかも?!と思った一日でした。