1か月ぶりの投稿となってしまいました。「早く更新しなきゃ」と思いつつ、じっくりと考えて文章を書く私は、いつもブログ更新に数時間かかります。周りの若者は、素晴らしいスピードで文章を入力し、すぐにポチッと投稿しているのを見て、見習わなければ・・と思うのですが、・・何とも昭和人言い訳はこのくらいにして 先週のことですが、「性能向上リフォーム見学会」が終了しました。性能向上リフォームとは、耐震性、暖かさ、涼しさ、安全、明るさ、風通しなど、住まいの「質」を向上させて、豊かで快適な暮らしを実現するリフォームです。今回のお施主様は、「発達障害を持つ40代の息子さんが、将来も自宅で安心して暮らせるように・・」という母の想いで築42年の自宅のリフォームに踏み切りました。 間取りはほぼ変えずに、住みやすさはそのままに。こうすることで、息子さんにも違和感なく安心して暮らせます。 また、冬寒く夏暑い!光熱費がもったいない。このような悩みに対し、夏涼しく冬暖かく過ごせるように断熱性能を向上させました。将来の息子さんへの負担を軽くすることにもつながります。また、耐震性能も向上させたことで安心して暮らせます。 見学会の最中も息子さんが入ってきて、以前と変わらない間取りに違和感なく歩き回っていきました。 今回のリフォームで私がおススメしたいところは、昔の趣のある玄関戸や下駄箱などを残し、新しい無垢のスギたちとコラボさせたところです。古いものと新しいものとの融合が違和感なく目に入ってきます。これは、今まで使っていたサッシの内側にもう一枚、内窓を付けました。こうすることで、外窓と内窓の間に空気層ができます。この空気層が窓から入ってくる熱や冷気をシャットアウトしてくれるので断熱や気密性がUPします。他にも防音効果もあります。ちなみに、わんちゃんを飼っている方で「愛犬の吠え」でお悩みの飼い主さん、サッシを一枚追加することで吠え声が外に漏れることが少なくなります。この内窓の取付、1か所につき約1時間くらいで設置完了するというから優れものですね。 実はうちの社長、お施主様が使っていらっしゃるものを、新しい家にうまく設置したり、加工して合わせるのが得意なんです。新しいものを勧めるだけではなく、「思い出のあるものを大切に・・」昔の家の良いところは残し、使えるものは使う。ココにも昭和の人が・・でも、同じ年代から上の方には、とっても喜ばれています そして、私の一番のお気に入りは・・キッチンから見える緑豊かな庭です。キッチンから見みえる景色 住宅街に立つ家なのですが、まるで森の中にいるような雰囲気でした。手入れが行き届いている庭ではないのですが・・手つかずの自然って感じです。真ん中には、ヒバの木も見えます(住宅街にヒバの木はすごっ) 今は住宅建築の際、地球・地域・周辺環境に配慮した設計が推奨され評価されます。建て替えやリフォームの際は特に、従前の地形や表土、既存樹木を保全し、生態系を豊かにするということがとても高い評価を受けます。これはもちろん地球温暖化防止対策の一つでもあります。自然がいっぱいの庭で、鳥の囀りも聞こえます外観は大きく変わりませんが、建物の中は新しくなり、木の香りで空気が以前と違います。県産杉の床材と、畳、ガラス越しの緑が心地よく、穏やかな空間で見学会を終えることができました。お施主様には、見学会を開催させていただいたことを感謝いたします。ありがとうございました。これから、息子さんと一緒に穏やかで健康で過ごせる生活をおくってほしいと思います。