実は私、昔からニオイに敏感なんです。くさいニオイはもちろんですが、満員電車の中のきつすぎる香水とかも苦手でした。最近では、柔軟剤のにニオイもきつめですよね次女も私に似てしまったのか、学校で教室の窓を閉め切ったり、体育館での集会等、大勢が集まる場所では柔軟剤のニオイで気持ちが悪くなるといっています。 そんな私が、展示場で唯一ニオイの気になる場所があるのです。それはこの部屋2階の子供部屋。以前からほかの部屋では感じない、科学物質的なニオイがしていました。とうとうその原因を突き止めました。置いてある家具だったのです。これは家具屋さんで購入したコートハンガー。材質を見てみると、ビーチ材。ビーチ材はアメリカ、ヨーロッパ、中国で生育し、日本のブナに似ている木で、よく北欧家具に使われているとのこと。塗料はオイルステイン「塗料のニオイだったのかも・・」と納得。 それから、別な意味で気になる場所がもう一部屋あります。トイレです。毎日普通に使用しています。この部屋はトイレというニオイがなく、閉め切っているといつでも木の香りがして、さわやか空間なのです。先日「トイレの消臭剤」のコマーシャルを見ました。CMでは右川の男性が「ニオイは壁にもくっつくんです」と言っています。女性は「え~」と嫌な顔 なるほどー展示場のトイレの壁は上半分珪藻土、下半分が無垢の杉の木。珪藻土がニオイを吸着し無垢の木が消臭・除菌この二つの相乗効果によるものだと感じました。 下は珪藻土のアンモニア臭の残存率の試験結果です。展示場は「北のやすらぎ」という珪藻土を使っているのですが、約20分後にはアンモニア臭を吸着しているのがわかります。(「北のやすらぎ」資料より抜粋) こちらは、木材のアンモニア臭の吸着、抗菌効果のデータです。(林野庁「科学的データによる木材・木造建築物のQ&A」より抜粋) 無垢の木と珪藻土の効果大です狭い空間なので、他の部屋以上に木の香りがするのだと思います。6~7年前に建てていただいたユーザーさんの息子さんが、「一番好きな部屋はトイレ」と言っていたのが思い出されました。 いろいろ考えると、二階の子供部屋にあるコートハンガーのニオイが残っている理由が、なんとなくわかるような気がします。実は子供部屋は、和紙クロスを使っています。2年ほど前にリフォームした際、その上から手軽にローラーで塗れる漆喰を薄く塗ったのですが、ベースが壁紙ということと漆喰の厚さ(薄すぎて)効果が出ないのでは?・・と勝手に思っています。 とりあえず、トイレの空気感が気になる方は、遠慮なく展示場のトイレをご利用ください。ピンポーン「トイレ借りに来ました~」とお声がけください